ミルフィーユ豚ロースカツ丼

数年前に一世を風靡したミルフィーユトンカツを豚しゃぶ用のロース極薄肉で作ってみた。意外と簡単に専門店に負けないくらい軟らかくジューシーな分厚いトンカツができた。肉を重ねる作業のついでにチーズと大葉を挟んでみたら、これがなかなかカツ丼のタレに合ってとても美味い。
豚しゃぶ用のロース極薄肉に塩コショウを振り、脂身が付いている側を交互に上下に反転させながら枚重ね合わせて行く。こうすることで旨味のある脂身が全体に均等に配置される。
重ねるときに、3枚目あたりにスライスしたパルメジャーノチーズを挿み、6枚目あたりに大葉を挟む。
こうしてミルフィーユ状の厚み3cm程度に積み上げた豚肉に、薄力粉をまぶし、溶き卵に潜らせ、パン粉を纏わせ、160度のサラダ油でじっくりと揚げたら最後に190度に温度を上げて油切れを良くしてから引き上げ、網の上に立ててしっかりと油を切って衣をカリッと仕立て、そのまま暫く常温で肉汁を落ち着かせてから3cmの幅にカットする。
小型のフライパンにカツオ昆布出しと醤油とミリンと砂糖を合わせ、スライスしたタマネギを加えて中火で煮立て、タマネギがしんなりしたら弱火にし、溶き卵を流し入れてカットしたトンカツを並べ、三つ葉とざく切りのサヤエンドウを乗せて蓋をし、卵が半熟の状態で火を止めて丼に盛ったご飯の上にかけて仕上げる。

"Melle Feuille Pork Loin Cutlet Over Rice With Egg"